小学1年生のとき、先に始めていた兄について行って書道塾に通い始めたのが書道との最初の出会いです。
昭和40年のことですから今から50年以上前になります。
その当時、近所の子供を何人か集めてどこかの家で習字の先生に来てもらうという形が流行っていました。
この習字の先生というのが、私が通う小学校に勤務されていた教師で、とてつもなく字の上手な先生でした。
この先生は、後に日展にも入選することになりますが、とにかく学校でも時間さえあれば書道の練習をしていたようで、近くに行くと墨のにおいがぷーんとしていた記憶があります。
私が塾で最初の日に、先生からお手本をもらって半紙に書いた字が「こい」という言葉であったことをおぼえています。
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